大学院生の生活(修士)

2008年度修士入学 大橋 敦史

修士課程では学部のような講義はなくなりますが、自分の研究に沿った専門性の高い講義を週2コマ程度受けます。ほかのほとんどの時間を研究室で実験や論文を読むのに費やして、特にゼミでの発表前は時間が足りず泊まり込んだりすることも多々あります。

フィールドで研究を行う人はまず最初に自分でサンプルを採取しにいかなければなりません。人によってフィールドは異なりますが、私の場合研究対象が海洋プランクトンなのでサンプリングのために海洋調査船に毎年1か月から2か月乗船して観測に従事します。

主に北太平洋やベーリング海を航海するのですが、2か月のうち陸地に寄港するのはあわせて1週間程度で他の期間はすべて海上で過ごすことになります。船上では普段と異なり午前から大学へ来て夜は帰宅する、というようなリズムはなく24時間体制で観測を行います。もちろん常に起きているわけにはいかないので、ワッチと呼ばれる3交代制で観測を割り振ってますが、大切なサンプルがあったり重要な観測点では自ら作業を行う必要があるので船上生活では常に気を抜くことができません。

船上では携帯が使えなかったりふとコンビニに行ったりということが出来ず、人によってはつらく感じるかもしれません。しかし、その分通常の生活では味わえない体験をすることができ、イルカやクジラなどは頻繁に船に接近してきたり、本場のサケを自ら釣りあげて食べるのは最高です。また、他の大学や海外研究者との交流もすることができ、運が良ければ海外も堪能することができるかも‥

大学に戻ってからは採集したサンプルを用いて研究をすることになります。

研究室生活は苦労することも多いですが、フィールド調査をはじめ充実した生活を送ることが出来ると思います。


航海中に見られたシャチのジャンプ


観測機器の揚収作業。1年ぶりに海中から姿を見せました


ネットを曳いて表層のプランクトンを収集しています